体脂肪低減に役立つ成分とは?注目成分をご紹介

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体についた脂肪の燃焼を助けるための手段の1つとして、サプリや食事などから脂肪燃焼に役立つ成分を摂取することが挙げられますが、体脂肪を減らすためには糖の吸収を抑えることも重要です。本記事では、体脂肪を減らすための脂肪燃焼の促進に役立つ成分や、糖の吸収の抑制に役立つさまざまな成分とその違いについてご紹介します。

体脂肪を減らすには

脂肪を燃焼するためには脂肪を分解する必要があり、また体脂肪を減らすためには分解するだけでなく、糖の吸収を抑制することも必要です。 まずは「糖の吸収抑制」と「脂肪の分解促進」のメカニズムについてご紹介します。  

ローズヒップ

脂肪燃焼とは

脂肪燃焼を促進させるためには、運動などによりカロリー消費を高め、糖だけではなく脂肪もエネルギー源として活用する必要があります。 以下では体内の脂肪にはどのような種類があり、どのようなメカニズムで脂肪が消費されて体脂肪の減少につながるのか見ていきます。  

 

主な脂肪の種類

脂肪には大きく分けて白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があり、このうち肥満の原因となるのは白色脂肪細胞です。

白色脂肪細胞は中性脂肪などを取り込んで、エネルギー源として体内に蓄積する役割があります。蓄えられた脂肪は、蓄積する場所によって「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類に分けられ、これらが一般的に「体脂肪」と呼ばれます。

内臓脂肪は胃や腸、肝臓など腹部の内臓周辺につく脂肪です。男性は内臓脂肪がつきやすいと言われています。内臓脂肪が多いタイプの肥満は上半身が太って見えやすく、「リンゴ型肥満」とも言われます。 内臓脂肪は蓄積されやすい一方、比較的減らしやすい点が特徴です。

皮下脂肪は皮膚の下にある皮下組織につく脂肪のことです。特に太ももやお尻などにつきやすく、下半身のボリュームが大きくなることから、皮下脂肪が多いタイプの肥満は「洋ナシ型肥満」とも言われます。 内臓脂肪とは対照的に女性は皮下脂肪がつきやすいと言われ、一度皮下脂肪がつくと減らしにくい点が特徴です。

一方、褐色脂肪細胞は、首やわきの下、心臓の周りなどの体の限られた部分にしかありません。脂肪を分解し熱を産出する役割があるため、寒い環境にも適応することができます。 エネルギー貯蔵の役割がある白色脂肪細胞に対し、体温調整のための熱生成の役割を担うのが、褐色脂肪細胞になります。

続いて、脂肪の燃焼メカニズムをご紹介します。  

脂肪燃焼のメカニズム

脂肪燃焼は「分解」「運搬」「燃焼」の3つの流れによって行われます。

「分解」はカフェイン摂取や運動を行うことにより交感神経が活発になり、リパーゼという酵素が活性化することにより行われます。リパーゼによって中性脂肪は遊離脂肪酸とグリセリンに分解され、血液中に放出されて肝臓や筋肉に取り込まれます。

「運搬」はエネルギー源である遊離脂肪酸を、肝臓や筋肉の細胞にあるミトコンドリアという器官に運ぶことです。ミトコンドリアは脂肪を代謝(燃焼)するための焼却炉にあたりますが、遊離脂肪酸をミトコンドリアに運び入れるためにはカルニチンという成分の手助けが必要であることが知られています。

燃焼」は肝臓や筋肉のミトコンドリアに運ばれた遊離脂肪酸がエネルギー源として利用されることです。エネルギー源としてはまず糖が使われますが、有酸素運動など、長く続けられる運動をすることで、遊離脂肪酸がエネルギー源として利用されやすくなります。  

脂肪燃焼に役立つ成分とは?注目成分をご紹介  

脂肪燃焼と糖の吸収抑制に役立つ成分とは?

これまで見てきた通り、体脂肪を減らすためには糖の吸収抑制と脂肪の分解・燃焼促進が重要となります。そこで以下では、脂肪燃焼と糖の吸収抑制に役立つ成分をご紹介します。  

脂肪燃焼に役立つ成分①:ローズヒップ由来ティリロサイド

ローズヒップはハーブティーや化粧品など女性をターゲットとした商品の原料として使用されており、「美容に良い」「健康的」といったイメージで知られています。 ローズヒップ由来ティリロサイドには脂肪の代謝を促進し体脂肪を減らす作用が報告されていることから、最近では成分の機能性を訴求した商品も増えています。

森下仁丹の機能性原料
「ローズヒップMJ」

脂肪燃焼に役立つ成分②:茶カテキン

ポリフェノールの一種であるカテキンは緑茶をはじめ、抹茶、大豆、小豆、ココアなどさまざまな食品に含まれています。 お茶に含まれる茶カテキンには、肥満気味の方の内臓脂肪を低下させる機能があることが報告されています。  

脂肪燃焼に役立つ成分③:ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンとは、ブラックジンジャーに含まれているフラボノイドというポリフェノールの一種です。

ブラックジンジャーは黒ウコンや黒ショウガ、クラチャイダムとも呼ばれるタイ原産のショウガ科バンウコン属の植物であり、タイでは古くから健康に良い食品として知られています。 ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンには、日常活動時のエネルギー代謝において、脂肪を消費しやすくする機能があることが報告されています。  

脂肪燃焼に役立つ成分④:葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)

葛の花は香港などで1950年代からお茶として飲用されてきました。

葛の花由来イソフラボンは、葛の花に含まれるイソフラボンの一種です。 イソフラボンは大豆や豆乳などに含まれるポリフェノールとして知られており、女性ホルモンのエストロゲンと似たような分子構造をしています。 分子構造が似ていることからイソフラボンとエストロゲンは似た働きをしますが、葛の花イソフラボンに含まれているテクトリゲニン類は内臓脂肪を減らすのを助ける機能があり、大豆イソフラボンには見られないような機能が報告されています。  

糖の吸収抑制に役立つ成分:サラシア由来サラシノール

サラシノールはインドや東南アジアなどの熱帯地域に自生するサラシアというハーブに含まれる成分で、その構造は糖に似ています。 サラシアは古くから健康のために利用されており、かつて王侯貴族たちは、健康維持のためサラシアの木の幹で作ったコップに水を入れ、食事とともに飲用したと言われています。

サラシア由来サラシノールには糖の吸収をおだやかにし、食後血糖値の上昇をゆるやかにする機能が報告されています。これまで、サラシアを利用した商品の多くはサプリメントやお茶と言った形態のものでしたが、最近では機能性を訴求したレトルトパウチ食品など、様々な商品が開発されています。  

脂肪燃焼と糖の吸収抑制に役立つ成分

 

体脂肪低減に役立つ独自成分をお探しの方へ

本記事では、脂肪燃焼の概要やメカニズム、役立つ成分をご紹介しました。

森下仁丹では、ご紹介した成分の1つである「ローズヒップ由来ティリロサイド」の含有量を規格化した独自素材「ローズヒップポリフェノールMJ」を提供しています。

「ローズヒップポリフェノールMJ」の特徴として、製品の見た目と味に影響を与えにくく、応用しやすい水溶性であり、少量でも有効性を発揮します。「ローズヒップポリフェノールMJ」の体脂肪を減らす機能を生かして、体脂肪を低減したい方をターゲットとした商品開発を行うこともできます。

森下仁丹では独自素材を活用した商品開発のご提案も行っています。「ローズヒップポリフェノールMJ」の強みや、商品開発のポイントについてお知りになりたい方、商品開発をご検討されていらっしゃる方は、以下のホワイトペーパーをご覧ください。

お役立ち資料
「ローズヒップポリフェノールMJ」を活用した
機能性表示食品開発のご提案
昨今、リモートワーク推進による在宅業務によって、健康意識と体脂肪低減に対する消費者の課題意識が芽生えており、実際に体脂肪低減を訴求する機能性表示食品のニーズが増え、多くの開発が行われています。そこで、本書では体脂肪を低減する機能性関与成分として、注目を集める「ローズヒップ由来ティリロサイド」の詳細や、森下仁丹が提供する独自素材「ローズヒップポリフェノールMJ」の商品化のポイントや顧客ターゲットをご紹介します。
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